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My Wonderful Music Life

ミュージシャンなシュウの音楽ライフ(時々、その他諸々ライフ)。

ふとした機会に古きよき時代の音楽をYOU TUBEで聴き漁ることがあるのですが、最近聴いた中で急速に惹かれたのが寺尾聰。そういえば僕がこないだまで見てた月9のドラマでイイ上司役を演じてましたねー。すっかり俳優としてのイメージが強い方ですが、元々はミュージシャンなんですよね。しかもベーシストなんですよね・・・。

寺尾さんと言えば「ルビーの指輪」、そして時期を同じくしてヒットした「SHADOW CITY」や「出航 SASURAI」が合わせて収録されているアルバム『Reflections』。

当時姉が持っていたのでしょうか、このアルバムの曲、シングル以外の楽曲も知ってました。

それにしても思うのはオリジナル、かなりカッコいいっすね。それもそのはず腕利きのミュージシャン達ががっちり脇を固めています。もちろん楽曲も全部いいんですが、その楽曲の魅力を十二分に引き出したアレンジと盤石な演奏があるからこそ、これほどの作品になったんでしょうね。

で、これは約25年後にリリースされた再録盤。アレンジも新たに、演奏と歌もとりなおしし、オリジナルの曲順通りに並べられた所謂企画盤。このアルバムも一部オリジナルメンバーを含む腕利きミュージシャンと共に作られていて、これも凄く良い!

ヴォーカリストとしては賛否両論ありそうですが、低音域を無理なく聴かせるヴォーカルスタイル自体があまりないので比較はできませんが、僕は好きです。寺尾さんの低音ボーカルは楽曲の都会的で大人な雰囲気に凄くマッチしています。

特に好きなのはオープニングの「HABANA EXPRESS」。


「出航 SASURAI」もイイっすね。


醸し出す雰囲気もカッコイイっすね。新譜イロイロ聴きたいのに抜け出せない・・・。

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最近聴いてる音楽がちょっと偏ってるかも。今月はミスチルの新作が良すぎてずっと聴き続けてます、23曲全部いいからね、仕方ないところ。

そういえばOriginal Loveの新作もいいんです!聴きこめてないので、こちらも後日書きたいです。

そんな中、僕の最近の一番のご贔屓バンド、フジファブリックがミニアルバムをリリースしました。コンセプト盤で『BOYS』『GIRLS』と対になる内容の作品を今年立て続けにリリースすると年頭に聞いてから、ついにその1作目『BOYS』が出ました。

何がって、とにかくリード曲の「Green Bird」がとにかくいい曲!Aメロ→Bメロ→サビへの高揚していくメロディー、それに呼応するようなアレンジが素晴らしい。フジファブリックと言えば、ギターやキーボードの印象的なリフのイントロが一つの特徴だけど、この曲はそのリフをストリングスが担っていて、曲の物語性やスケール感をさらに増しているように感じる。これは、個人的には山内フジファブリックの中で一番好きかも。

続く「夢みるルーザー」は面目躍如的な、音程が気持ち悪くて、繰り返されるギターリフがカッコよい"フジファブリック”らしい疾走感溢れるロックナンバー。これこれ、こういうのを待ってたんだよねー、ってなる(笑)。

「夏の大三角形」はPerfume的でもあり、凄くエイティーズっぽい雰囲気が漂っていて、ダサい感じが好き。加藤ワールド炸裂な詞もいい感じ。「マボロシの街」は山内曲のヘンテコさを中和するような金澤作のミディアムポップスナンバー、この位置にあることでホッと一息・・・からの山内曲「ALONE ALONE ALONE」。最後は静かに締めるのかと思ったら、裏切られた、いい意味で。

なんかね、やっぱり彼らを好きで良かったなーと思えるアルバムでした。
『GIRLS』とその後にあるであろうツアーにもさらに期待したい!






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ミスチルの久々の新作。僕が記事として書くのもかなり久々です。

と言うのも久々に魂揺さぶられるアルバムだったから、書かずにはいられなかったのです。

このアルバムに至るまでは先行のシングルのリリースだけでなく、未発表曲を中心としたファンクラブ限定のライブツアー、そしてその後のライブフィルム(映画)の公開、そして異例のアルバムリリース日までの全国ライブツアーなど期待感を高める工夫がなされてきましたが、実際の内容も本当に素晴らしくて驚いています。

実は映画として公開された『Reflection』を映画館へ見に行ったのですが、この時に聴いた新曲が非常に印象に残っていたので、今回はきっといい作品になるに違いないと個人的にも期待していたのですが、その予想を上回る傑作で驚きました。

リリースの形態がまたユニークでUSBアルバム(23曲)(実際はプラスCDアルバム(14曲)も付属)のスタイルのものと、CDアルバム(14曲)のみのものと2パターンで発売されました。ミスチルのコアなファンには今の全てを余すことなく伝えたいと言う思いから23曲というボリュームで、それ以外のライトリスナーにも訴求したものが厳選された14曲のCDアルバムで楽しんで欲しいと言う思いからだそうです。


しかしながら、CDの{Drip}も厳選されて傑作には間違いないのですが、ここは絶対に{Naked}の23曲を全部聴いてほしいのです。23曲全部が本当に高いレベルの出来で、全部を聴いてこそこのアルバムを聴いたことになると言っても過言ではないと思うからです。

個人的には「進化論」の力強いけれど優しい詞の世界とメロディの素晴らしさに心奪われています。もちろん「Fantasy」「未完」「FIGHT CLUB」「運命」などアップテンポのいかにもミスチルと思わせる無敵感漂うポップロックナンバーも捨てがたいところですが・・・。


初のセルフプロデュース作となりますが、少なくとも僕はもう少し早くこの形態で作品を作って欲しかったと願っていたので、いろんな意味でこの作品に留まらず、今後の活動にも大きな期待をせずにはいられないのです。

20代の頃に自分の思いや生き方に重ねながら聴いていた頃を思い出しました。まだまだ、僕らの年代もイケるんだ、とも感じさせられました。ミスチル、強し!


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自分がやってるのでここでこっそり宣伝を。

音楽専門のブログをココではかなり不定期にやってるんですが、実はこのほど別ブログを立ち上げまして、そちらはかなり頑張って更新をしております(今のところ)。
匿名性を打ち出しているので、ここと名前も違いますが紛れも無く僕が書いてます。

京都がお好きな方、そうでない方もよかったら覗きにきてやって下さい。

「今日も京都」
久々に今井美樹さんの新作、聴いてます。

新作をちゃんと聴くのは10数年ぶりなのですが、僕が好きで聴いていた時期のサウンドを彷彿とさせるのか、久々に聴くのにすんなり受け入れられただけでなく、かなりハマってしまいました。

それもそのはず往年のアルバムでタッグを組んでいた作家陣、かつインコグニートやシャーデーなど海外ミュージシャン、そしてもちろん旦那様の作品まで、かなり贅沢なラインナップ。
楽曲の良さは丁寧な演奏でさらにポテンシャルアップされていて、最初から最後まで聴きどころ満載だ。
オープニングの「Anniversary」のような軽快な曲から、ささやく様に優しく歌われるバラードナンバーまで、聴き手を飽きさせることの無い構成も良い。

歌唱についても、昔に比べてより自然で飾らない絶妙な耳障りの良さを追求したのではないかと思われるくらい、"囁き過ぎず、歌い上げすぎない”ちょうどいい匙加減。

こういう実の有る作品が作られること、久々にセールス的にも脚光を浴びていることは、実のない音楽も世に溢れる中で本当に素晴らしいことだと思います。



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Sing Like Talkingの最新ツアー『The Sonic Boom Tour』の大阪公演に行ってきました。変わらぬプロフェッショナル振りに終始唸りっぱなしでした。演奏技術や楽曲が凄すぎて、言葉にできません。

竹善さんやっぱり僕の憧れだなーと改めて感じました!

ファンとして嬉しいのは25周年ライブの時と同様、昔の曲も出し惜しみせず演奏してくれたこと。今の楽曲も一時期のロックな路線からもとのシングライクらしさが戻ってきているので、過去の曲と混じっても違和感無く聴けました。

また、近々にでもライブやってほしいなー。


感化されて過去のライブ映像見てたら、「Together」がめちゃくちゃカッコよくて、武道館ライブのDVDポチってしまいました。これは日本の音楽界においても技術的に最高峰に近いのでは。



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アイドルは基本的に詳しくないし、熱心にフォローもしていないのですが(Perfumeは大好きですが、彼女たちはその枠組みからはもう外れていると思っているので)、東京女子流、少し前から気になっていて、改めていくつか楽曲の動画を見ていたら嵌ってしまいました。

デビュー当時は12、3歳だろうと思われますが、楽曲はその頃から恐ろしくハイクオリティ。ソウルやファンクなど好きならきっと反応するであろう楽曲のキャッチーさだけでなく、バックバンドの演奏技術の高さにも驚かされます。もちろん、彼女たちの歌唱力やパフォーマンス力の高さも凄いので、そこに大きな乖離はないのですが。

成長と共に実力を上げてきているので、まだ10代後半の彼女たちの今後にも期待大です。


ちなみに彼女たち、脱アイドル宣言なるものをしているそうです。大人のアーティストとして是非大成してほしいなと願っています。

僕のイチオシ曲「Limited Addiction」これで嵌りました。


この曲もいいっすね。っていうかMVもいいです。「Partition Love」


ライブバージョンも生演奏なのでカッコいいです。


志村君がいた頃からフォローし続けてきた人はもちろん、僕のように志村君がいなくなってから好きになった人も含めて、このライブは全てのフジファブリックファンにとって特別なライブだと思う。

この武道館を前に行われたツアーは、『LIFE』という10周年の節目にリリースされたアルバムを軸に現体制になってからライブで演奏されてこられなかった「若者のすべて」や四季盤の「陽炎」や「赤黄色の金木犀」披露されたり、何のためらいもなく志村君のことがライブで語られたりと、この武道館へ至る布石はすでに敷かれていた。

でも、やはりそのツアー中とも空気は明らかに違った。それは武道館に至るまでのフジファブリックを辿ったオープニングの映像から畳み掛ける様にデビュー曲の「桜の季節」が演奏されたところからこの日が特別なライブであることを皆が感じたのではないだろうか。

選曲は四季盤の春、夏でスタートするも「シャリー」が演奏されたり、その直後は「Sugar!」だったり、けして振り返りだけではなく、現体制のフジファブリックもしっかりと体現するラインナップだ。フジファブリックが10年間、大きな苦難に逢いながらも継続されてきた理由を彼らの力強い演奏を通して改めて知らしめられた。何よりも総君が本当にフロントマンとしてしっかりとライブの空気を引っ張ってることに頼もしさを感じた。

同時にそれだけ志村君の存在が大きかったことも感じた。彼の残した楽曲の数々は今もって褪せることなく、観客を沸かすことができるのだから。そして、その名楽曲たちの先に今のフジファブリックの作品が存在するのだから。

そして、この日のハイライトはやはりこの曲だけは志村君で無いとだめだろうなと思っていた「茜色の夕日」が在りし日の志村君の声と共に演奏されたこと。ただ単に感傷的になったり、胸が熱くなるだけでなく、本当に何の衒いもなく、いい曲だなと思った。そして、確かに志村君は今も居るのだなということを強く感じさせられた。
その後の「若者のすべて」、そして後半は怒涛の盛り上がりを見せて「LIFE」で締められる。


歌うことへの強い決意の表れ「Sing」からスタートしたアンコールも熱かった。
この日の為にと新たに用意された「はじまりのうた」はこれからのフジファブリックの鼓動を感じる多幸感溢れる楽曲で居合わせた人たちが本当にうらやましく感じた。
両曲ともにライブの定番曲となっている「銀河」「STAR」もこの日は本当に力強く感じた。これまでのフジファブリック、そしてこれからのフジファブリックを追いかけていく為にも、このライブはかけがえのないライブ。


願わくば、志村君が好きで今はフジファブリックを聴かなくなった人たちにも見て、聴いて欲しいなと強く思った。本当にいいライブです。

Live at 武道館/フジファブリック iTunes



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イイ!好きです!

全員1990年生まれという若手のバンドさんの1stフルアルバムで、楽曲も演奏も声もかなり好みです。こういう風にまっとうにポップミュージックやってるバンドって、ゴリゴリのロックバンドよりも個人的には好きだな。

バンドメンバーの手による楽曲はもちろん、メンバー以外の手による楽曲も収録されていて、特にサンボマスター山口 隆・作の「涙をふきなよ」はまんまサンボマスター(!)な楽曲ではありますが、彼らが演奏することで暑苦しくはなく爽やかなソウルチューンになっていて好きだなー。

オープニングの「ハロー彗星」から最後の「愛する人」まで一気に通して聴ける好曲揃いなアルバム。

全編若さや瑞々しさが溢れていて、この先の可能性も感じずにはいられない、期待のバンドです。

またお気に入り増えました!



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久々にのんびりな休日。くるりの楽曲は疲れを癒すに相応しさがある。

NHKで放送された「THE RECORDING」のDVDパッケージ化されたもの。

一発撮りのスタイルで録られた楽曲にはある種ライブのような緊張感がありながら、熟練した緻密さも感じられる。オープニングの「ワンダーフォーゲル」からぐっと引き込まれ、名曲「ばらの花」ではゲストボーカルを交えた名演になっているし、オリジナルメンバーで演奏された「東京」や「尼崎の魚」、ストリングスを交えた「ブレーメン」や「ジュビリー」などなど聴きどころ満載。

素晴らしいミュージシャンの演奏を聴くと刺激にもなるし、心洗われるのだなあ。



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