『STAND!! / フジファブリック』  | My Wonderful Music Life

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「カンヌの休日」があまりにも良すぎて・・・ではなくて、ついつい書きそびれてしまったのですが、フジファブリックは昨年末にいいアルバムをまた届けてくれました。

ミニアルバム2枚からそれぞれ1曲ずつと既発シングル2曲が収録されての全10曲は正直ちょっと物足りなさも感じるのですが、新曲たちがどれも今の彼らの充実や勢いを感じられる佳曲揃いなので、これはこれで良しとしたいところ。このアルバムが一番の彼らの傑作となるとまでは正直言えないまでも、そこに到達するためのかなり質の高い通過点だと感じています。また、やってくれたなー、彼らは。

アルバム中盤の「炎の舞」は某バンドからインスパイアを受けた作品だそうだけれどフジファブリック色100%だし、それに続く「Have a Good Time」「プレリュード」「COLORS」の流れは間違いなくこの作品の心臓部であり、盤石なラインナップ。

すでに聴き鳴れた4曲もこのアルバムの中に上手く溶け込んでいて、またこれまでと違った印象を受けるのも不思議。

つまりは今回も傑作ということです。結局なんか形容するいい言葉が見つからないけれど、フジファブリックはどんな曲を演奏してもフジファブリックなのだなと。
 
 

ところでこのアルバムのツアーにも行ってきたんだけど、このアルバムのオープニングにもなっている「FREEDOM」が思いのほかいい曲だと再認識させられた。演出もよかったせいもあるけれど、総くんが得意とする追憶系のせつない詞がいいんだよね。そういえば「カンヌの休日」のカップリング「Here」もそんな感じだけどね。