My Wonderful Music Life

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ミュージシャンなシュウの音楽ライフ(時々、その他諸々ライフ)。

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「カンヌの休日」があまりにも良すぎて・・・ではなくて、ついつい書きそびれてしまったのですが、フジファブリックは昨年末にいいアルバムをまた届けてくれました。

ミニアルバム2枚からそれぞれ1曲ずつと既発シングル2曲が収録されての全10曲は正直ちょっと物足りなさも感じるのですが、新曲たちがどれも今の彼らの充実や勢いを感じられる佳曲揃いなので、これはこれで良しとしたいところ。このアルバムが一番の彼らの傑作となるとまでは正直言えないまでも、そこに到達するためのかなり質の高い通過点だと感じています。また、やってくれたなー、彼らは。

アルバム中盤の「炎の舞」は某バンドからインスパイアを受けた作品だそうだけれどフジファブリック色100%だし、それに続く「Have a Good Time」「プレリュード」「COLORS」の流れは間違いなくこの作品の心臓部であり、盤石なラインナップ。

すでに聴き鳴れた4曲もこのアルバムの中に上手く溶け込んでいて、またこれまでと違った印象を受けるのも不思議。

つまりは今回も傑作ということです。結局なんか形容するいい言葉が見つからないけれど、フジファブリックはどんな曲を演奏してもフジファブリックなのだなと。
 
 

ところでこのアルバムのツアーにも行ってきたんだけど、このアルバムのオープニングにもなっている「FREEDOM」が思いのほかいい曲だと再認識させられた。演出もよかったせいもあるけれど、総くんが得意とする追憶系のせつない詞がいいんだよね。そういえば「カンヌの休日」のカップリング「Here」もそんな感じだけどね。
 
 
すフジファブリックのファンになってもう5年以上が経つけど、この曲は久々にビリビリきた!

イントロからヘンテコなリフはフジファブリック全開。歌が始まっても意味のわからない言葉の羅列と思いきや、カンヌ映画祭に所縁のある映画タイトルが矢継ぎ早に並んでいく。なんというセンス!その上に山田孝之とのボーカルの掛け合いもカッコよい!もう、この楽曲を形容する安っぽい言葉が見当たらないくらい嵌ってしまった。

ちなみにこの楽曲が主題歌になっている「山田孝之のカンヌ映画祭」は今期のドラマ(どちらかといえばドキュメンタリーに近いけど)の中でずば抜けて面白い!カンヌ映画祭の最高賞であるパルムドールを受賞するための映画を製作する様子を追いかけるという内容なんだけど、山田孝之ってなかなか面白いし、筋が通ってる人なんだと感じさせられる。

ドラマと合わせて楽しむとさらに楽曲を楽しめること請け合いです。

ちなみにこのMVの監督は、このドラマとドラマ内の映画の監督も務める山下敦弘氏。フルサイズのMVはまだ見れてないですが、結末が気になります。

 
 
 

今年は本当に残酷な年だ。まさか彼まで去るなんて。

 

彼のことはこのブログで取り上げたことがもちろんあるのだけれど、ポップなWHAM!の楽曲はもちろんソロミュージシャンとしてリリースした作品の数々も本当に好きだった。

 

とりわけ1st、2ndソロアルバムの『Faith』と『Listen Without Prejudice Vol.1』は何度と数えられないくらい聴いた。何度聞いても輝きが褪せない、本当にマスターピースといって差し支えのない作品だと思う。特に個人的にはヒット曲満載の1stよりもより彼のルーツの音楽を追求したような作りの2ndの方がアーティスティックで好きだったな。

 

歌声と歌唱力も本当に魅力的で素晴らしい人だった。カバー曲においても、オリジナルの良さを損なうことなく、彼のカラーがしっかりと滲み出ていた。特にエルトン・ジョン、スティービー・ワンダー、クイーンの楽曲のカバーは名演だったな。

 

50代に差し掛かったとはいえ、まだまだその年齢から活躍するミュージシャンも昨今多い。現にジョージも新作を製作中だったというし。こんなに早く逝っちゃだめだよ、悲しすぎる。

 

心から尊敬していました。それはこれからも変わりません。

 

どうか安らかに。R.I.P.

 

 

 

 

 

このところ全く更新が途絶えていましたが、特に意味があったわけではなく、ただの怠惰です(笑)。音楽は相変わらずいろーんなものを聴いていました。特に昔よく聴いてたものを振り返って聴くことが多かったわけですが、そんな中でも精力的に新作をリリースしてくれるフジファブリックだけはちゃんと聴いてました。何しろ今や僕が一番愛するミュージシャンですから。

 

先月はアコースティックライブをどうしても見たいが為に東京まで遠征しました。だけど、それだけの意味のあるプレミア感のあるいいライブでした。特にカバーをたくさん演奏してくれたのは良かったなー。

 

で、その時にも演奏されていたのが新曲の「SUPER!!」。もう、楽曲を占めるポジティブな疾走感がたまりません。この勢いある楽曲がアルバム『STAND!!』の先行曲になっている事からもアルバムも相当に圧のある作品になっているのでは無いかと期待しています。

 

 

 

 

それと密かにまた彼らの楽曲をカバーさせてもらいました。曲はシングル「ポラリス」のカップリング曲「PRAYER」。

バラードを歌う山内総一郎は最近本当に好きで、この曲も好きが高じて歌いたくなってアップしました。自宅でマイク通してないのでボーカルのボリューム小さいですが、よかったら聴いてみて下さい。

今年は80年代に活躍された方がこの世を去る寂しい年になっていますが、また一人この世を去りました。

 

DEAD OR ALIVEのボーカリストとして知られる、ピート・バーンズが去る10月23日に亡くなりました。

 

ピートといえば性別を超越した妖艶な容姿でディスコチューンを歌い踊る姿が印象的でしたが、その中でもこの楽曲は世界を席捲しましたね。

 

僕は3rdアルバムのこの曲が好きでした。

 

 

近年は整形を繰り返しすぎた事で顔が全くの別人になってしまっていましたが、度重なる整形が亡くなった遠因になったのかもしれませんね。

 

ご冥福をお祈りします。

 

 

 

 

今年は80年代を彩ってきたミュージシャンの訃報ばかりで辟易としているのですが、一方で見事な復活をとげたミュージシャンがいます。ユーロビートムーブメントの中で若手ながら、見た目の甘いルックスとは正反対に渋い歌声で人気を博したシンガー、リック・アストリーがその人で、しばらくメジャーシーンから遠ざかっていたようですが、今年リリースされたアルバム『50』で久々の全英No.1になったことで再び脚光を浴びているようです。

歌声は健在でルックスも50歳を迎えて渋みを増したせいか、歌声ともマッチしてなかなかカッコよいのです。これはいい歳の取り方してますねー。まあ、元々少し老け顔だったのかもしれませんが・・・。

で、先行のシングル曲もすごくカッコいいです。ネットで上がっていたライブでは往年のヒット曲の数々も歌ってるのですが、これも衰えは感じないどころか、昔より今のほうがどこかしっくりきているというか、まあとにかくいい感じなのです。


アルバムは残念ながら日本のi-Tunesストアに無かったので、CDを買って聴いてみようと思います。ボーカリストとして、まだまだこれからイイ歌を歌ってくれそうで期待大です!



50/R M

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ちなみに僕はユーロビートから卒業して、ソウル路線に方向転換してからのアルバムが好きでした。売れなかったけど「Hopelessly」はいいバラッドだと今も信じて疑いません。まだ若かりし日の彼もなかなかよいので、こちらも。




Body & Soul/RCA

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久々の更新は前回に続いてプリンスの話題。遺作なんて呼びたく無いけど、現時点では彼が生前に残した最後の作品になってしまったのが残念。

楽曲はメロディアスで、かつサウンドは前作のPhase Oneや前々作あたりとは一線を画すバンドサウンドで、かつオールドスクールな雰囲気。往年のプリンスのようでいて、それよりも外連味がない・・・ストレートで清々しい印象すらある。かといって毒が無いわけでもなくてアルバムのスタートを飾る「Baltimore」はメッセージ性の強い攻撃的な楽曲だし、間違ってもロートルプレイヤーだなんて呼べない、まだまだ未来を感じられるミュージシャンであったことがわかる。

このシリーズの続きが同じ路線のものであったかどうかは、本人が不在である今、知る由もないが、兎にも角にもこれが最後の作品だなんて思いたくはないな・・・。

個人的ベストチューンは「Look At Me,Look At U」。それ以外も全曲、めちゃくちゃカッコイイんだよなー。だからこそ悔やんでも悔やみきれない。本人もまだまだ作りたかったんだろうなあ。





Hitnrun Phase Two/Npg

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遺作扱いでありながら、何よりもこんな傑作でありながら、それほど売れなかったのがさらに不思議・・・。今後も膨大なストックからリリースがあるのだろうか・・・。
このブログでも何度か取り上げたことのある、僕のフェイバリットミュージシャンの一人であるプリンスが旅立ちました。あまりにも突然で最初はただ驚きの感情しか有りませんでしたが、時間が経つにつれ悲しみがこみ上げてきています。


洋楽に目覚めて間もなくに出会ったのが「Raspberry Beret」で、このポップな曲につられて聴いた『Around World In A Day』が彼の音楽に傾倒して聴くようになったきっかけでした。サイケデリックでファンクやソウル、そしてロックとジャンルを跨いだ楽曲の数々にすっかり魅せられてしまいました。その後の『Parade』『Sign 'o' The Times』『Lovesexy』のあたりはもう数えきれないくらい聞き倒しました。英語の楽曲でしたが一部の曲は空でも歌えるくらいにまでとにかく飽きずに来る日も来る日も聴いてました。


ここ最近も変則的なリリーススタイルではありましたが、短いスパンで新しい作品を提供し続けて、充実している様子を感じ取っていたので、今は本当に驚きしかありません。


常にイノベーティブな発想と飽くなきチャレンジ精神というかフロンティア精神にはただただ尊敬しかありません。僕は特にプリンスの音数を極限まで少なくしたファンクスタイルが大好きでした。”4月にも雪が降ることがある”と歌った「Sometimes it snow in April」の歌詞の一節”Sometimes I wish life was never ending,and all good things, they say, never last”が特に今の心に染み入ります。

今年はミュージシャンの訃報が多くてまいってますが、プリンスの訃報が一番辛かった。本当に心から尊敬していたし、理屈抜きで大好きなミュージシャンだったから。


しばらくはあなたを失ったこと、受け入れられないですが、今はただ冥福を祈るのみです。


長い間更新してませんでしたが、いろいろイイ音楽には出会えてます。

その中でも大好きなフジファブリックの去年の野音ライブを音源化された『Hello!BOYS&GIRLS HALL TOUR2015 at日比谷野音』をよく聴いてます。その影響なのか、『GIRLS』の個人的評価が最近うなぎ登り中です。いい曲を作る人たちだなと、改めて感じさせられました。そして、ライブ音源でもしっかりと聴かせられる演奏力にも舌を巻きます。

あー、今年のツアーも楽しみだな。


で、今でも時々聴くのが『STAR』。言わずと知れた現体制での再出発とも言えるアルバムだけど、志村君がいた頃のフジファブリックと一番比較対象にされることが多いからか、はたまたその後にどんどん素晴らしい作品をリリースしていってるからなのか、評価は決して高くないように感じます。

でも実は名曲そろいなので最近はこのアルバムからライブで演奏される楽曲が少ないのがちょっと残念。「STAR」や「ECHO」だけじゃなくて「スワン」とか「理想型」、「Drop」あたり聴きたいんだけどな。


というわけで、大好きな「Drop」自分でカバーしてみました(笑)。結局その為の記事じゃないか!って言わないでね・・・。



STAR/SMAR

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マイフェイバリットミュージシャンの一人である森広隆の待望の新作アルバム、昨年末にリリースされました。そして、前作のポップス寄りの作風から2ndまでのファンク路線に帰ってきた感じで、「これは!」と久々に膝を打ちました!

実はリリース前からジャケットのアートワークを先に見ていたのですが、「これはきっと都会的でソリッドなファンク路線のアルバムに違いない」と思っていました。そして、その期待を裏切らないクールな楽曲が詰まったアルバムでした。

リズムのほとんどは名だたるミュージシャンのサポートで知られる、種子田健と佐野康夫が担当していて、過去のリズム隊も素晴らしかったけれど、この二人の作り出すリズムがこのアルバムの世界観やサウンドにぴったりマッチしているんです。

森君のボーカルは以前よりも抑え気味の雰囲気ですが、それでもハイトーンボイスは健在。詞の世界も前作の森君の人柄が溢れた等身大な作風も悪いわけではないのですが(このアルバムにも後半はそのような雰囲気のものもありますが)、都会的でクールな雰囲気の詞がまたいいんですよね。1stや2nd辺りのワクワク感を久々に感じることができて、やや興奮気味です(笑)。

そういえば打ち込みの曲も2曲あるんですが、これも無機質なカッコよさと言うんでしょうか?他の曲とも違和感なく溶け込んでます。


願わくばバンドでこのアルバムの楽曲も含めてライブで聴いてみたいと強く思いました。ファンク好きな人は、絶対に聴きましょう!ゲス極あたり好きな若い人もこれはカッコいいと思うはずです!




A Day in Dystopia/mellow tones

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